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5回目の命日

こんにちは、お久しぶりです。


 ワイルズが逝ってから5年が経ちました。
彼の部屋はいまだに亡くなった頃のままで、愛猫のポンが自分の部屋として居座っています。
この部屋は誰にも使わせないぞ、という気迫に満ちたオーラを放ち、彼のベットの上で眠っています。
ワイルズが大好きだったこの部屋は、猫の顔をした妹ポンが守っているようなのでこのままにしておきます。
おそらくそれは、片づけたくない私の言い訳なので、ポンが天寿を全うしていなくなったら片づけることとします。
 ワイルズの跡には、なかなか踏み入ることができない。。

 認めたくないことですが、私が死んだあとは、家中の物がすべてゴミとして他人の手によって処分されることでしょう。
だったら、大切なものほど私が処分しなければいけないのだと強く思います。
 私にとって、とてもつらい作業ですが。。
断捨離やミニマリストが語る必要最低限の物との生き方などとはほど遠く、単に「飛ぶ鳥跡を濁さず」という単純な思いです。
できるだけ、他人に迷惑をかけないで生きることが理想です。
そして、ワイルズのような潔い最期が理想です。。
 あっ、すみません! つい、自分語りになってしまいました。


 父ワイルズの容態について。
去年の記事内容とほぼ同じです。
良くならず悪くもならないという固定状態は、どう捉えたらよいのかわかりません。
本人は、生きていられて幸せ、とは決して思っていないと確信します。
7月3日で3年が経過し、寝返りもうてず、見ることもできず、言葉も出ない、飲食もできない。
生きている楽しみがない毎日。
私にだけは、動く左手でバシバシ叩いてあばれ、鼻の管を抜こうとしたり、血がにじむほど頭や額を掻きつづけたりして、
怒りを表現しているように感じます。
元気な時に(脳出血になる1ヶ月ほど前)、彼から言い出したふたりの約束。
お互いに、突発的な事故や病気で、行きたいところへ行けず、やりたいこともできない状態になったら、生きる意味がないと思うので延命はしない。   殺してくれ、と彼は言っていました。(いや、日本では安楽死や尊厳死は認められていない)
自発呼吸ができるようになり、当初装着していた人工呼吸器は除かれました。でも、嚥下ができないので、、鼻からの経管栄養が続いています。それは彼にとって、延命処置であり、意に反することなのだと思います。(執拗に管を抜こうとする)
私が約束を守らないことに、彼は苛立っています。
私は、ずっと苦悩しています。もし、立場が逆だったら・・・。それは、耐え難い地獄です。
経鼻の栄養を中止して餓死させることが、彼にとって良いことなのでしょうか。
でも、私が彼の立場だったら、それを強く望むと思います。
 生きる意味は人それぞれで、他人の人生をとやかく言う資格は誰にもないはずですが、それでもあえて言う人は必ずいます。
相手の立場に自分を置き換えて、想像力を最大限に働かせても、完全に相手の立場や感情を理解することは不可能なのです。
理解しているつもりでも、やはり自分が現実にそうなってみないと実感できないことなのです。
ですから、彼の苦しみは誰にも理解してもらえない。
私はそばにいて、自分の無力さを毎回思い知るだけの面会時間を過ごしています。
いや、心の中は複雑でも、笑って明るく顔拭きや髭剃りをやっていますから安心してください。


 ワイルズを失って、さらに頼りがいのある父ワイルズとの意思疎通が不可能になり、ひとり家の中で読書する時間が増えました。
無邪気なポンが心の救いです。
ワイルズが未知の世界へ行ってしまったので、戸惑った私は妄想しました。
「ワイルズは、10年間の任期で月面での作業を命じられた」
そう、10年間、ワイルズには会えないので仕方ない。私は自分の人生を生きるしかない。
そして今日、ちょうど半分の5年が過ぎました。
う~ん、自分の人生を生きるって言っても読書しかやっていない。精神世界や死生学に興味が向き、その関連本を読み漁ってきました。今は、アルフォンス・デーケンさんにはまっています。尊敬できる方は、いつの世も存在するのだということを改めて知りました。同じ人間でありながら、なぜこうまで謙虚であり、穏やかに死生を語ることができるのでしょうか。学びの足りない自分を反省しつつ、もっと精進したいと思いました。
5年後、ワイルズが月面の任務を終えて帰還しやっと会えたなら、読んだ本の事や自分が考えたことなどたくさん話をして、また、ワイルズの体験話や思ったこともたくさん聞いて、ともかく語り合いたいと思います。(妄想が長くてすみません)


 月を見上げてワイルズのことを思います。 元気にしているのだろうか。。
あの子の話し声や、笑い声が頭の中に響いてきます。
ああ、ほんとうに大好きだったんだ。
自分の命より大切な存在だったのに。。


 忙しい一日で、記事更新がギリギリになってしまい申し訳ありません。
22時10分に、ご焼香にいらした方と「ももの缶チューハイ」で忘れずに乾杯しました。
ネットの向こうで乾杯してくれた方がいましたら、心より感謝いたします。ありがとうございました。
それでは、また一年後に。
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COMMENT

母さま、更新ありがとうございます。

ワイルズ君の月面任務は丸5年で折り返しなのですね。これからは月を見たらワイルズ君頑張っているかな~と一緒に妄想します。
父さまのこと、父さまのお耳は聞こえているのでしょうか?きっと、苛立ちながらも母さまの葛藤も気付いておられるのでしょうね。

今年の夏はとても暑いですね。5年前も暑かったように思います。
母さまとPONちゃんの毎日が穏やかでありますようにお祈りします。

2015.08.02| URL| とび #- [編集]

応援しています。

2015.08.02| URL| misoka #- [編集]

書籍『ワイルズの闘病記』を購入し、何度も読みました。僕と同世代のワイルズ君が何を考え、どう生きたか。非常に深く考えさせられます。世の中は本当に理不尽なことだらけです。ワイルズ君の苦しみというのは想像してもやはり完全に理解し得る物ではなく、言葉通り「想像を絶する」としか言いようがありませんでした。しかし、「死」というのは誰にでも必ず訪れることで、避けようがない事実です。ワイルズ君のブログや書籍を読んで、「死」という人生の終着点、そこへ辿りつく道程において、僕はこれからどのように歩んでいくべきなのか、ワイルズ君はその道標を少しだけ照らしてくれたような気がするんです。そのヒントだけでも与えてくれたワイルズ君のブログ・書籍というのはやはり大きな意味があり、このブログが存在する限りこれからも沢山の人々へ何かしらのメッセージを送り続け影響を与えていくものだと思います。ワイルズ君が残してきた文章が残留思念となって、伝播していく様子はまさにワイルズ君の「魂」だと思いました。

お父様のご容態が去年とほぼ同じでいらっしゃることは非常にお辛いかと思います。何故、世界はこうも理不尽なのか、正直やりきれないと思ってしまいます。これから良い方向に進んでいかれることを僭越ながら願っております。

2015.08.02| URL| 風吹けばNaNじぇい #- [編集]

コメントをくれた方々へ

私事で恐縮ですが、8月3日より双極性障害(躁うつ病)の兄が体調を悪くして、6日より入院しました。予定では今月末までには退院できると思いますが、それは主治医の判断次第です。
実家の方の病院なので、車で片道約2時間ほどかかります。
兄は肉体的に健康な人なので、今まで一度も入院をしたことがありません。
そのせいか、今回の入院は不安が大きかったらしく最初は拒絶しましたが、私が毎日面会に行くという約束で少し安心したらしく入院を承諾してくれました。
 兄の入院準備や面会、父ワイルズの方への対応など忙しく、疲れてしまってコメント返しがすぐできなくてすみません。
必ずしますので気長にお待ちください。
私自身が毎日気になって仕方ないことをコメントさせていただきました。
 蛇足ですが、兄と私は子供の頃から仲良し兄妹で、病気になったあとも(約25年ほど前から)私の言うことが重要な言葉のようです。
恥ずかしながら、病気のことで奥さんと3人の子供に見放され離婚されて実家に戻ってきた兄を、私は最後まで見守っていきたいと思っています。

2015.08.07| URL| 母ワイルズ #- [編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015.08.15| | # [編集]

お盆になりました

ワイルズ君に、献杯。
何でも話せるお母様にたくさんのお話をしに、かえっていらっしゃるのかな…と思っておりました。

長くコメントが出来ず、申し訳ございません。
たくさん、たくさん考えておりました。

ワイルズ母様も、どうかお身体ご自愛くださいますよう。

2015.08.16| URL| あずき #- [編集]

Re:とびさん

コメントをありがとうございます。

 なかなか気持ちがのらずコメ返を気にしながらも逃げて、こんなに遅くなってしまいました。すみません。
 主人の耳は聞こえています。でも、認識力や理解力の程度はわかりません。
おそらく、友人たちのお見舞いにずっと笑顔でいたり、私が話すポンの日常について笑顔になったりするのでかなり復活しているように感じるのですが、健康なときと同程度かどうかは本人以外わからないことのようです。
意識障害があるので、私が話をしている最中に眠ってしまうこともいまだにあります。外部との意思疎通ができない彼の苦しみが、あまりにも可哀そうで辛く思います。私の本音は、こんな苦しい状況からもう解放してあげたいということです。「救いは無いのか...」という心境です。
 とびさんにはTwitterでもお世話になっているので甘えてしまいつい、本音が...すみません。トビちゃんのかわいい写真に癒されていますのでこれからも時々UPよろしくお願いします。

2015.09.27| URL| 母ワイルズ #- [編集]

Re:misokaさん

「応援しています」のひとことコメントに、グッときました。

 ことばが少ない分、気持ちがたくさん詰まっているようで嬉しく思いました。
ありがとうございます。無理をしないでマイペースで頑張ります。

2015.09.27| URL| 母ワイルズ #- [編集]

Re:風吹けばNaNじぇいさん

コメントをありがとうございます。

 ワイルズと同世代のあなたが、このブログや書籍をきっかけに様々なことを考えて生きるヒントを少し得られたということに感動しました。
きっと、ワイルズがいちばん喜んでいると思います。
ブログに書き綴った自分の思いが波紋となって広がっていく片鱗を知らされたのですから、きっと小躍りしていることでしょう。彼の魂はいつも自由です。
私のそばにいることもありますし、あなたを知るために様子うかがいにおじゃましていることもあるかもしれません。(あっ、気は確かですからご安心を)
どうぞ、あなたの人生を有意義なものにしてくださいね。
 また、主人に関して心を痛めてくださり感謝いたします。
主人と私に与えられた試練だと受け止めていますので、必ず乗り越えるつもりです。そうでなければワイルズに叱責されます。あの子が身を以て示してくれた「強く誠実に生きる」ということを忘れたことはありません。親として、お手本になるような生き方をしていきたいと思っております。
 これからも、見守っていただけると心強いです。

2015.09.27| URL| 母ワイルズ #- [編集]

Re:ぽぽさん

コメントをありがとうございます。

 あなたの優しいお気持ち、ありがたく頂戴いたします。

2015.09.27| URL| 母ワイルズ #- [編集]

Re:あずきさん

コメントをありがとうございます。

 お盆に限らずワイルズとは毎日話をしていますので、心の隔たりはありません。ご安心ください。
目に見えないものにこそ大切なものが存在する、と認識しております。
人のやさしい感情やワイルズの魂はまさにその部類に入り、形は無くても確かに意義あるものとして存在するのです。この世の慣習にとらわれず、心のこもった行動をとることが大切だということを、生前ワイルズとよく話していました。
考え方の共通点が多い親子でしたが、ときに正反対の意見を述べることもあり、親子の枠を超えて私の方が教えられることもありました。親は人生の大先輩だから必ず正しいことを言うという錯覚。彼から学んだ驚きは新鮮でした。楽しくて面白くてスリルに満ちた会話は、彼が異次元に行ってしまったのでもう体験することはできません。でも、同じ世界へ私が行った暁には再度...楽しみです。
 長いコメントができないということは、ことばで表現できないほど気持ちがたくさん詰まっていると解釈できます。あなたのやさしい思いが伝わってきます。
私の心配までしていただきありがとうございます。

2015.09.27| URL| 母ワイルズ #- [編集]

Re:J・Kさん

「FC2拍手」にコメントをありがとうございます。(実名でいただきましたが、イニシャルで返信させていただきます)

 一人娘さんを亡くされた辛さを抱えながらも、資格試験の勉強をされているあなたを尊敬いたします。ご無理をなさらず精進してください。
「生きて」くださいというメッセージの意味を考えて、あなたの強さと私への応援であると理解いたしました。私なりに「生きる」ことを考え続けて、残りの人生を有意義なものにしたいと思います。
あなたからいただいた勇気と応援に、心から感謝いたします。
ありがとうございました。

2015.09.27| URL| 母ワイルズ #- [編集]

つい最近…息子さんのこのブログの存在を知りました…
生きてるうちに…是非会いたかったです…本当にこんなにかっこいい男はなかなかいませんよ…それは…お母様は誇りに思ってください彼はこの世界に確かに生きた証を…証明できたと…断言出来ます僕は…ワイルズ君のことを決して忘れませんワイルズ君は誰かの心の中に自分という存在がいたら…それは生きているということになる…そう言っていました…その通りです僕は…絶望的な運命に…ぶつかった時にワイルズ君の勇気と力を…少しだけ分けてもらえたらなと思っています
お会いした事はありませんが…ワイルズ君の事は僕の胸に永遠に刻み続けます…長々と失礼しました…

2015.10.15| URL| 不知火 #- [編集]

Re:不知火さん

当ブログを読んでいただき、又コメントをくださりありがとうございます。

 「かっこいい男」なんて言われて、きっとワイルズは照れていることでしょう。17年と半年間という短い人生でしたが、その内容は濃密でした。
彼はいつも前向きですべてのことに一生懸命で、闘う相手は自分自身とでした。
私の息子ですからいとおしい存在です。しかし、客観的に人間としての理想形だったような存在に思えます。今はきっと別次元で、自由にやりたいことをやって楽しく過ごしていることでしょう。
 あなたの心の中に、ワイルズの居場所を作っていただいたようで嬉しく思います。彼の願いは人の心の中で生き続けることでしたから、非常に喜んでいると思います。
「絶望的な運命にぶつかった時」には、ぜひまたこちらへいらしてください。
ワイルズのようにはいきませんが、私が精一杯対応させていただきます。
どうか、あなたの人生が幸せでありますように願っております。

2015.10.17| URL| 母ワイルズ #- [編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016.01.12| | # [編集]

はじめまして

はじめまして。去年体調を崩し、白血病を疑いたくさんネット検索したときに、ワイルズ君のサイトにたどり着きました。(私は検査の結果白血病ではありませんでした。)
ブログを読み、ワイルズ君の聡明な文章、思いやりにとても心を動かされました。
きっと、世界に飛び出していくほどの逸材だったのだろうなと思います。くだけた話から、真面目な話まで、ワイルズ君とお話しがしてみたかったです。
月面からワイルズ君が戻ってきたときには、ぜひ、どんな大冒険を体験してきたのか、教えて下さいね(^^)
読書は深い深い人の思想を旅することですから、ワイルズママも、身体は自宅におりつつも、大冒険をしているのと同じだと思いますよ。
ご家族のこと、いろいろと大変ですが、適度に息を抜きつつ、ご自分の身体をご自愛し、冒険にも出てみて下さいね。
私もワイルズ君のご命日や満月の時には桃の缶チューハイを飲みつつ、ワイルズ君と語り合いたいと思います。

2016.02.11| URL| うき #2PRdxZIg [編集]

初めまして

ワイルズさんのブログ何度も読み返しに来てしまうのですが、コメントは初めてさせて頂きます。
ワイルズ父さんのお身体心配ですが、ワイルズ母さんも心配です(;ω;)
色々な事が重なって本当に大変だとは思いますが、無理せずご自愛なさって下さい。
とても優しそうなワイルズ父さんの回復を遠くから祈ってます(><)
そしてまたお2人仲良く+ワイルズくん+PONちゃんで桃のチューハイで乾杯できる穏やかな日が早く戻る事を!
陰ながらずっと応援しています!

2016.02.20| URL| ゆう #M7Y.aM5A [編集]

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